キャッツ会のはなし

木更津の不登校、ひきこもり経験者交流の場を月に1回開いています。 当事者に限らず、周囲の人も。                   自分の過去なども書いています。cats.kisa@gmail.com

1月のキャッツ会

1月、最初の土曜日にキャッツ会を開催しました。

 

親の会の世話人Kさんが欠席ということで
ちょっとドキドキしましたが

いつも通り和やかな飲み会でした。

当日は木更津でもちらほら雪の舞う寒い日でした。
関東は2月が一番、雪が降るみたいですね。

今回は動物の話題で盛り上がりました。
私は犬と猫が大好きなので、一緒にお話しできる人がいると嬉しいです。
あ、でも爬虫類なんかも結構好きです(笑)

帰り道、男性参加者のKさんが「年齢を気にせず思いっきりやりたいことってあるよね」とお話ししてくれて

私は基本、あんまり年齢を気にしたりしないので
新鮮でした。

皆さんは何かありますか?
私はいくつになっても、やりたいことをやっていたいんだけど。

うーん、1月ということで

今年やりたいこと。

・2月に大好きな友人に会うので、思いっきりわがままを言いたいですね(笑)

・いけふくろうの友人のRさんの住んでる近くでお買い物したいな

・キャッツ会のお茶会バージョンを考え中。。開催したいな

・仕事で、一つ形になるものを残したい

・本をたくさん読んで、読書会とか行ってみたい

 

うん。今年もきっと去年よりさらに良い年になるんじゃないかな。

いつもそう思って過ごしています。

 

皆さんにとっても、幸せ溢れる2017年でありますように。

 

あ、次回のキャッツ会は2月10日の金曜日です。

cats.kisa@gmail.com

 

今年観た映画(家編)

2016年も、もう終わりが近づいていますね。

私は絶賛インフルエンザ中です(笑)

楽しみな予定が年末もたくさんあったのに、来年まで自宅謹慎です・・・。

そんなお断りの連絡を何人かにすると
「年末最後のデトックスだね」「毒出しだね~」などと言われ

確かに・・・。

キャッツ会を開催してから順調に増えていた体重が(笑)

元に戻りました、よかった!

 

ベッドにもぐりながら、時間もたくさんあるしブログ書こうと考えていました。

今年を振り返るのも含めて、心に残った映画の話を。

私は映画館よりも家で見ることが多いので、今日は家で見た作品の中から。

 

・「イミテーションゲーム」

いけふくろうの友人から薦められて観た作品。

第二次世界大戦中、ドイツの暗号エニグマの解読のために、人生を翻弄された人々の話。

人を愛するってどういうことだろう、人の生死の妙というか、それを誰が選べるんだろう、人を守るってどういうことだろう・・・と考えさせられました。

いけふくろうでも6人くらいと意見交換したんですが

みんな心に残っているところが違ったりしてまた面白かった。

 

主演のカンバーバッチの演技が、特によかったです!

目で「あの人のことが好きです」と示唆するシーンとか

とても彼らしいプロポーズとか、ひとりで喜んでいました(笑)

キーラナイトレイの「普通じゃないからいいんじゃない」

という接し方もとてもとても好きでした。

 

 

・「あん」

邦画です。あるどら焼き屋さんの物語。小豆って喋るって知ってました?

この作品もハンセン病という事実をもとに描かれているのですが

私が一番印象に残ったのは、あ、もちろんそういう日本の歴史とか

すごく考えていかなくてはいけないことだし

樹木希林の演技が素晴らしすぎて、彼女たちのことを

もっと知りたいと思ったのですが

私は、小豆の声を聴くシーンがとても好きでした。

世界は、そうやって私にいろんなことを教えてくれるのに

聴かないなんてもったいないなぁと。

聴くためには、急がないで、ゆったりと生きていたいなぁって。

小豆の声を聴きながら、とてもおいしいどら焼きが食べたくなる作品でした。

 

 

・「黄金のアデーレ」

クリムトの絵画の一つ、「黄金のアデーレ」について実際にあった裁判に基づくお話。

ナチスによって、ユダヤの人々はなんて多くのものを奪われて生きてきたんだろう。

芸術の美しさの裏に、こんな悲しい過去があったなんて。

家族と一緒に見たのですが、これは一人では見られない悲しさがありました。

戦争、絶対にしてはいけないものです。

日本で戦争は、私が生まれるずっと前のものですが

私は今でも戦争の痕を感じることがあります。

やっと今の世代になって薄まってきたと思うところも。

でもそう薄くなると、戦争の怖さより、利益を思い出す人々がいるんですよね。

とても、怖いです。

全ての人が、自分の大好きなものと一緒に生きていけたらいいのに。

 

 

また話が違うところへいきそうになっています(笑)

私はファンタジーや単純なハッピーエンドの作品を見るより

事実に基づいたものが好きなようです。

うーん、今年だけかな(笑)

娯楽として見るより、いろいろ考えたかったんですね、きっと。

 

 

ここではない居場所

前回の記事で

ひきこもり新聞のことをお知らせしました。

http://www.hikikomori-news.com/

 

今回はもうひとつ宣伝

キャッツ会に来てくださる方が

「生きづらわーほり」

https://ikizura-wh.jimdo.com/

という活動をしています。

私、ひきこもり中ならぜひ参加したい!

私が居場所がない時代に海外へ行ったのと似た方向性を感じるからです。

今居る場所が生きづらかったり、社会とかかわるのが苦手な人も
受け皿のある場所で、何か貢献できるところがあると
安心して生きられるのではないかなぁ。

 

私がいじめられているときに感じていたのは

「日本だから、周りと同じを求められる。でもどこか、きっと違う場所に行けば
私を受け入れてくれるところもあるのではないか」って。

17歳の時に、アジアの開発途上国へ井戸を掘りに行きました。

NPO団体が2週間ホームステイ先を提供してくれるのです。

 

そこでは毎日思いっきり体を動かして、おなか一杯ご飯を食べて
たくさん笑って、ぐっすり眠りました。
それはとても「生きている」という感じでした。

 

そういう体全体が感じるメリットのほかに
その行動で得たことがたくさんありました。

・自分で決めて、自分で行動したこと

・現地に本当の家族のような人達ができたこと

・自分の力が何かに役立ったこと(井戸が完成しました)

・異文化を知ることで、自分の常識に縛られなくてよいと体感したこと

・言葉を知らなかったこと

 

誰かに言われたことではなく、自分で決めたことだったので
その楽しい2週間の体験は自信になりやすかったです。

現地の人たちの、物がなくても明るく生きていること

自分の国を大好きな姿勢がすごく新鮮でした。

そして日本人にはないストレートな愛情表現が

私には合っていました。

 

間違ったり、約束に遅れたりしても

基本笑っている国民性でした。
日本みたいに和、家族をとても大切にしているのですが

家族以外を助ける精神もすごく持ち合わせていました。

 

私が知っている世界はちっぽけだったなぁと。

 

あ、言葉を知らなかった、というのは
日本で散々言葉で傷ついてきたので(笑)

都合の悪いことは聞かなくて済んだからです。

 

今、彼らの言葉をだいぶ理解してきて聞いていると

やっぱり日本と同じで

誰かの悪口を言ってたり、噂話することあるんですよね(笑)

それはどこの国でもきっとあるんでしょう。

 

それと、私にとってその国が日常になってしまったら

きっと、嫌な面もたくさん知るのだと思います。

でも、たまに行く避難所のような、無償の愛をくれるおばあちゃんちのような

今いる日常場所ではない場所だから

きっといつまでも惹かれているのだと思います。

 

生きづらわーほりで

今まで行ったことのない場所で

今までの自分と違う自分を知ること(できることをやること)

きっと良い経験になるのではないでしょうか。

 

 

次回のキャッツ会

1月14日の土曜日です。
お気軽にご連絡ください。

cats.kisa@gmail.com

来月のお知らせと女子会

 こんばんは。

前回の記事に、来月のお知らせを書くのを忘れていました。
来月は1月14日の土曜日です。

 

前回のキャッツ会の後、すごく女性と話したかったんですよね・・・。
やっぱり経験者は男性の比率の方が多いのでしょうか。

もちろん、キャッツ会に来てくださる方は男性でも大歓迎ですよ。

いつも、とてもありがたいです。

 

ただなんかその日は、この感情を共感してもらいたい!という
気持ちがとてもあって。
ずっと会っていない千葉のNちゃんにLINEで

次回のお知らせをしました。(いけふくろうつながり)
きっと横浜のLさんも来月は難しいだろうし・・・。
女性と似たような体験を共有したいなぁ。
似たような感覚の友人がほしいなぁと。

そんな感じで少し悩んでいたところ!

ひきこもり新聞を作っているY君から連絡が。
キャッツ会のお知らせを載せてくれるということです。

じゃあ新聞のリンクを貼ろうっと。
サイトを覗いてみたら

ひきこもり新聞 | すべての”ひきこもり系の人”のために

 

なんと!!

女子会があるらしい^^
すごく、タイムリーです。

次回は来月らしいので日程、合うといいな。

 

次回のキャッツ会

1月14日の土曜日です。
男性も女性もぜひ来てください。

cats.kisa@gmail.com




12月のキャッツ会を開催しました

今年のキャッツ会、無事に終了しました。
今回は第1回めの次に多い、8名の参加になりました!

横浜、埼玉から来てくださった方もいて。
またまたY君の紹介で新しい参加者も!!

とてもうれしかったです。

 

今回は初の試みで2次会をやってみたのですが
もう2次会は幹事はやりませんでした(笑)


今回で4回めで、メンバーも増えてきて
とてもありがたかったです。

特に親の会のKさんには本当にお世話になっています。
今年も、ありがとうございました。

まだまだまだ、自分は未熟だなぁ(それが当たり前だとしても)と
感じることの多い1年でした。

そうそう、同じく世話人のディーンのブログ
リンク貼っておきます。

なかなか面白いです^^

nanatunoumi.hatenablog.com

自分にオシャレを許可してあげる

前回の記事の続きです。


いじめ後遺症から遠いようで、実は近いです(笑)


いじめられ続けて心が麻痺すると

綺麗なものを、綺麗と感じられなくなるのかな、と。

自分の感性を押し殺して生きていくと

自分の心が何に反応するのかよくわからなくなる。

なので、オシャレするってよくわからなくて。



そうすると、女性の中で必要な共感や同調ができなくて

一緒に居ても孤独感だけなのかと。


綺麗なもの、が

自分とは全く正反対にあるような。



きっといじめられ経験が無い人も

空が綺麗過ぎて泣きたくなるときってありませんか?



そんな感覚が、ずっとありました。



それからもう1つ、オシャレできなかった理由。

自分が自分を大切に思えなかったから。

外見を気にかけてあげられなかったんです。

余裕もなかったし。

こんな中身の無い自分が、外見磨いても仕方ない、みたいな。


ここ数年ですね。

たぶん働き出して、自分のお金で好きなものを買えるようになって。

自分のお金なので、変なもの買ってもまぁいいかと。

そうそう、ここも失敗しながら

自分の好きなオシャレやファッションを知っていきました。


(これが最初に書いた、「働きやすい職場で働けたこと」にもつながる)


自分の好きなものを感じられるくらい、心が回復してきて

自分の外見を気にかけてあげてもいい、て

自分が自分に許可できたんです。


そしてここ数ヶ月は

もうあんまり、人にこだわらなくなりました。

キャッツ会がある安定も関係しているかもしれません。


女性とも、年代関係なく

仲良くなれる人も居るし、仲良くならない人もいる。


究極、ひとりでも大丈夫なんです。

前の、強がってる感じとは違って

ひとりを楽しめるようになったと言うか。


それって、最強なんですよね(笑)


こう書くと、すごく自立してるように思えるけど

ブレながら、そんな自分になっていってる気がします。


それは今年の大発見でした。

また違うテーマなのでこれはまた今度。



自分にオシャレを許可して

オシャレを楽しめると

外見を褒められるようになったりして

さらに自分大丈夫、につながる気がします。


今、自分をダメだと思いやすい人は(私もまだまだ思います)

オシャレしてみるのもオススメです。

オシャレできない人は

「今、オシャレできないくらい疲れてるんだなぁ、心弱ってるんだなぁ」と自分に優しくしてあげてください。


急なオシャレて、ちょっと恥ずかしいから

部屋着からスタートするのもオススメです。


私、書いているうちに最初の話からそれる傾向があるので

ちょっと心配です(笑)










いじめ後遺症3

前回の記事を書いてから

なんとなく、違和感みたいなものが自分の中にあって。


前回の記事、さらっと書き過ぎたなぁと。

学校へ行けなくなり始めたときや、進路が見えなくて苦しいとき

図書館や新聞で

私と似たような体験をした人の文書を読んでみたりしました。



その時に感じた違和感と似ていて。

「この人も辛かったみたいだけど、どうして大丈夫になったのかよくわからない。苦しかったみたいだけど、この人だから乗り越えられて、私には無理なんじゃないか」という感じの。

もし苦しい中に居た過去の自分が読んだら

「この人だからいけふくろうで友達ができたんだ、私にはできない」みたいな(笑)



でも、今ならそのとき、その人達の文章がさらっと感じた理由もわかります。

本当に当時の、どうしようもない感情からは抜けちゃったんですよね。

良いことではあるんだけど。

それから、今も残ってるドロドロした感情て、残った分、濃くなってて

あまりにも煮詰まってて

簡単に文にできないんですね(笑)


なので、同じキャッツ会の世話人

ブログ書いてるディーンの文章はすごいなぁと。

さらっとし過ぎてないし、煮詰まってもなくて

自然に心に入ってくる感じで。

ちゃんと自分の弱さも書けてていいなぁと。


私も、自分のもっと奥の部分を書きたいなぁと。


ということで(笑)

私の同年代の女性が苦手について、もう少し。

単純に怖い、ていうのはあるんですよね。

彼女たちが歩んできた道とは違い過ぎて、こんな自分が近づいて良いのか、みたいな劣等感や

話す内容がどうしても合わない感じを、1人で気づくと感じててとても寂しくなってしまいます。

(あ、勝手に壁を作ってるのもあるんでしょうね)


それでも、たまーに友達になれる人がいて

嬉しくて、嬉しくて

距離が近くなり過ぎて

相手にとって私が重くなったり

私が相手を重く感じちゃったりして

離れるんですよね。


その失敗を繰り返してます(笑)


いけふくろう で友達ができるようになった理由をちょっと考察してみると

2つの理由があるのかなぁと。


1つ。私、いけふくろうにそんなに期待していなかった。

最初は

「1人でも話せる人いれば、いいかなぁ」という軽さで参加したんです。


なのであんまり期待せず、居たことかな、て。

上に書いた女性との距離感とも同じで

期待すると、重くなるでしょ(笑)



あとね、2つめ。

たぶんこれが今日のメイン^_^


私、何回も何回も失敗してるんです人間関係。

誘われてももう二度と行きたくない場所もあるし、

行っても自分らしく居られないつながりもあります。

そうやって経験してきた学びと

タイミングが、いけふくろうは良かったんでしょうね。



同年代の女性とは心の傷に近い部分だから

避けやすくて経験不足で

今も苦手意識が残っちゃったんでしょうね。


女性て、群れるじゃないですか。

それって本能に近くて

共感や情報共有をすることで

生き延び易かったんですよね、古代。


でもその群れの中にどうしても入れない自分て

すごく生命体として弱い感じなんです。

動物も、そんな感じですよね?

群れに入らないと大変です。


その自分を直視したくなくて

弱い自分を感じたくなくて

ひとりでどこへでも行けるようになってしまった(笑)



女性を苦手な理由は

自分の自信の無さがすごーくわかりますよね(笑)

女性は自分を着飾ったり、綺麗なものがすごく好きな人が多い。


私、自分にオシャレして良い許可を出せるようになったのは

ここ数年です。

うん、1年半くらいです。


なので、みんながブランドの話しをしたり

流行にそったオシャレをすることが理解できなかったんですよね。

(あ、これは今もちょっと疑問)


それにも2つの理由があって。

でも、長くなるからそれは続く。